ぴったりしているけれど、嫌なところは「それなりに穏便に」見せてくれるストレッチ。それが理想だ。さあ、試着。スウェードのパンツはスウェードなのにストレッチという、たいした優れもの。が、はいてみると太ももがあまりにもぴったりしすぎていて、私の基準いでいうと「あさましい」感じがしてしまう。太もも付近まで足を入れたところでこのスウェードとは「さようなら」した。パンツを選ぶとき、「ま、このくらいだったらいいか」はぜったいにだめだと思う。「ま、なんて素敵」とうっとりするくらいのものを選びぬかなければ必ず後悔する。去年の冬、股がうんと浅い、黒の革パンツがどうしても欲しくて買った。サイズはよかったのだけれど、座るとどうもウェストが苦しい。車を運転する私にとって、座りが苦しいパンツは結局だめなのだ。2度ほど無理してはいて、不愉快になって、10万円がパーになってしまった。どんなに欲しくても、自分の動線に合わないものは買わない。次は茶色のストレッチ。これははいている途中から好感があった。テロンとした風合いなのに、ストレッチ素材がしっかりしているから体型がひびかない。さらにセンタープリーツが脚長に見せてくれる。